任意のお願い

〝ウルサイ!オレはオマワリや公務員が大嫌いなんだ!〟
と、声を荒げて恫喝した。
年配の巡査長の方が〝まぁ、まぁ、そう仰らずすぐそこですから〟と優しい声で誘う。
若い方は無理矢理にでも小生を引っ立てようとするので、〝貴様、何の権利で他人の服を引っ張る?!〟と質した。

巡査長が若い方の手を抑え、飽くまで「任意のお願い」を強調する。
〝それだけ言って、何も出なかったらここで土下座してもらう!〟と、啖呵を切った小生に若い方は明らかに敵愾心丸出し。
憤怒の形相になってきた。
〝これは面白い、警官の土下座が見られる〟と、自分の身の潔白は自分が一番承知している訳だから歩いて数十歩の交番まで同道した。

交番に入ると警官が多数。
交番だから一般人より警官が多くて普通なのだが、そんな光景でビビルほどコチラも若くない。
〝それではザックの中身を見せてください〟と、巡査長が小生を促してザックを広げさせる。
〝サッキの言葉を忘れるな!〟と、小生は悪態をついて〝バカが!〟と、若い方に付け足した。
若い方はザックの中から加藤某のようにナイフなどの凶器が出ると思ったのだろうが、凶器が出たところで「任意同行」だから警察署に連れて行かれ、弁護士を要求すれば良いだけであるが…
「警官」と言うだけで怖気づき、萎縮して何でも言うことを訊かなければいけない法的な理由は無いのだから。
それ以上に毎日のようにニュースや新聞で尽きることの無い、警官のハレンチな事件や不正に醜態数々。